「中国語」とか、「漢文」とか

日々の学習、ときどき雑談

柴米油盐酱醋茶

柴米油盐酱醋茶 [chái mǐ yóu yán jiàng cù chá]

薪、米、油、塩、味噌、酢、茶。日常生活に不可欠なもの。生活必需品。

庶民の生活必需品を列挙した常套句で、宋代の頃からすでに文献に残っているとのこと。この七つをまとめて「开门七件事」ともいう。生活でまず考えるべき七つの事ということ。
「油盐酱醋」という四字の形でも見かける。最近、新型コロナ対策で封鎖された街の様子を微博で見ていたら、この四字があちこちで飛び交っていた。
ちょっと面白く感じるのは、「油」が先頭に来ていたり、「酢」が入っていたりするところ。日本語だと「米」「塩」「味噌」「醤油」あたりがまず並びそうで、このあたりはやはり食文化の違いだろう。炒め物の多い中国の家庭料理では、確かに油がなくなるといきなり困りそうである。

用例
人生无非就是柴米油盐酱醋茶,一个人也要记得好好吃饭啊!
人生は結局「柴米油盐酱醋茶」だ。一人でもちゃんとご飯を食べるんだよ!

一起柴米油盐酱醋茶,平平淡淡过一辈子也是幸福的。
一緒に生活の瑣事にかまけて、平々凡々に一生を過ごすのも幸福なものだ。

にほんブログ村 外国語ブログ 中国語へ
にほんブログ村