「中国語」とか、「漢文」とか

日々の学習、ときどき雑談

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

焼麦と包子

コンビニで買った焼麦と包子。包子は見かけ日本のコンビニの肉まんや餡まんに似てるけど、具はかなり違っていて、同じ肉系でも何種類もある。これは「香菇青菜」、キノコと青菜の餡。こちらでは肉が入ると値段が上がるという傾向が割とはっきりあり、これは…

美不胜收

美不胜收 [měi bù shèng shōu]美が見尽くせないほどある。非常に美しいこと。この「胜」も「〜するに勝へず」の「勝」で、「不胜〜」は「〜しきれない」の意。「美不胜收」は美が収めきれない、受容が追いつかないほど美しいという意味になる。用例 雄奇壮丽…

五花八门

五花八门 [wǔ huā bā mén]多種多様な。いろいろな。さまざまな。「五花」「八门」はそれぞれ五花陣、八門陣と呼ばれた古代のさまざまな陣形から来ているという。数字の入る成語の一つ。 日常的に、種類豊富でいろいろなものがあるという時によく使われる成語…

应有尽有

应有尽有 [yīng yǒu jìn yǒu]あるべきものはすべてある。さまざまなものが豊富に取り揃えてある様子。「应」は「应该」の意味、訓読すると「まさに〜べし」、「尽」は「ことごとく」。まさに有るべきものはことごとく有る、必要なものは一通り備えているとい…

琳琅满目

琳琅满目 [lín láng mǎn mù]物品などが多彩で豊富な様子。「琳琅」は美しい宝玉、また、その触れ合って鳴る音。そこから、美しく貴重なもののこと。したがって、「琳琅满目」は視界いっぱいにすばらしいものが満ちているということ。とはいえ、現在の用例を…

尚方宝剑

尚方宝剑 [shàng fāng bǎo jiàn]皇帝権力の象徴とされた宝剣。皇帝から処罰などをの権限をを与えられていること。独自の裁量で行動を許されるお墨付きを得ていること。お咎めなし。「上方宝剑」と書かれることもある。「尚方」は秦や漢の宮廷で器物を扱った…

先斩后奏

先斩后奏 [xiān zhǎn hòu zòu]先に斬って後で奏する。先に行動してから事後報告すること。独断で動くこと。用例 这么大的事情,你们先斩后奏,还有组织纪律性没有? こんなに重大なことをおまえたちが独断でやってしまうとは、組織の規律はどうなった?我们看…

生米煮成熟饭

生米煮成熟饭 [shēng mǐ zhǔ chéng shú fàn](生米が煮えて飯になるように)事が起きてしまって元に戻せないこと。既成事実になる。一線を超える。煮えた生米は元に戻せないということで、もう既成事実になってしまったという意味の俗語。なかなか生活感があ…

公共施設入場にワクチン接種歴が必要になる

私のいる地域で、ワクチン接種歴がないと大規模な公共の場所(役所、銀行、病院、体育館、図書館、ホテル、映画館、市場、スーパーマーケット等々)に原則として立ち入りできないという通知が出た。バス、タクシーも乗れなくなるという。ただし「禁忌症」(…

中国、デルタ株流行もなんとか抑え込みへ

中国内では今回のデルタ株流行もなんとか抑え込みに成功しつつある様子。その意味で日本などに比べて全く「失敗」しているとは思えないのだが、下に貼ったのはそれでもある程度の規模の流行が発生してしまった揚州の事例についての解説。長年上海で働く医師…

亲如手足

亲如手足 [qīn rú shǒu zú]兄弟のように親しい。「手足」は手足のように切り離せないということで兄弟や肉親を指す。「亲如手足」は実の兄弟のように親しいということ。同じく兄弟という意味の「手足」を含む成語に「手足情深」もある。 https://anatadehana…

手足情深

手足情深 [shǒu zú qíng shēn]兄弟姉妹や血縁者の間の情愛が深いこと。「手足」は古くから兄弟間の切り離せない関係のたとえとして使われ、広東語などは今もこれだけで「兄弟」を指す語として使うようだ。最近では香港の運動関係の文章などで、仲間のことを…

热乎劲儿

热乎劲儿 [rè hū jìnr]熱、熱気、熱意。「热乎」はほかほかと温かい様子。「劲儿」は力、気力といった意味。具体的な熱気や、比喩的に熱意、熱中した状態などを指す。用例を見ていると、日本語で「熱が冷める」と言ったりする時の「熱」によく似た使われ方を…

防不胜防

防不胜防 [fáng bù shèng fáng]防ぎようがない。「不胜」は漢文訓読なら「勝(た)へず」と読む用法で、できない、持ちこたえられないといった意味。したがって「防不胜防」は防ぐに防げない、ということ。用例 人生处处是套路,防不胜防啊! 人生は至るとこ…

烫手山芋

烫手山芋 [tàng shǒu shān yù]手を焼く問題。厄介な問題。「烫」は火傷をすること。触ると火傷をするような熱い芋ということで、手を焼く厄介な問題という意味になる。 この意味でもっと普通に使われる語には「棘手 jí shǒu」があり、こちらは手を棘で刺され…

マージャンを注意され、「恼羞成怒」

「恼羞成怒」を検索していて見つけた。新型コロナ対策中の江蘇省で、集まってマージャンをしているのをお巡りに止められ、逆ギレするばあちゃんのニュース(笑)。https://mbd.baidu.com/ma/s/uCLddeNW「あんたらが来て怖がると思ったか! あたしゃ牢屋も銃…

恼羞成怒

恼羞成怒 [nǎo xiū chéng nù](恥ずかしさや疚しさが逆転して)怒り出す。叱られたり批判されたりして腹を立てる。中心的な意味は「怒る」だが、もともと自分に疚しいことがありそれを批判され、そのことに対して逆に怒り出す、というような場合に使われる。…

无济于事

无济于事 [wú jì yú shì]物事に対して何の役にも立たないこと。「済」は「すくう」や「なす」と訓読みされる文字で、「于(於)」は「〜において」という意味。つまり「事において済す無し」というように訓読すれば意味のわかる成語。とはいえ、成語はいちい…

斩钉截铁

斩钉截铁 [zhǎn dīng jié tiě](鉄をぶった切るように)発言、決断、拒絶などがきっぱりしていること。果断に。一刀両断に。用例 他说的话斩钉截铁,没有商量的余地。 彼の言葉はきっぱりとしていて、交渉の余地はなかった。他说话办事斩钉截铁,从不拖泥带…

马后炮

马后炮 [mǎ hòu pào]後知恵、後の祭り。中国将棋で「馬」の後ろに「炮」を置く手のことを「马后炮」といい、この手に持ち込まれると必ず詰むことから、もはやどうしようもない、後の祭りという意味になったという。しかしこれも元代の戯曲などに使われた民間…

心猿意马

心猿意马 [xīn yuán yì mǎ](猿や馬が跳ねまわって抑えられないように)心に落ち着きがない様子。あれこれ気が散って集中していない様子。漢代の文献にも「心猿」と「意马」が並列で現れるなど、かなり古くからある言い回しのようだ。用例 做事要专心,不可…

层出不穷

层出不穷 [céng chū bù qióng]次々と出てきてきりがない。「层」は繁体字では「層」で、多数重なっている様子。「穷」は窮まる、行き止まりになる。「层出不穷」で、何層にも重なっているように次々と出てきて窮まることがないということになる。文字から推…

大不了

大不了 [dà bu liǎo]1. せいぜい。……すればいいだけだ。 2. (しばしば否定を伴って)大したことだ、おおごとだ、重大だ。用例 做了错事要敢承认,大不了挨几句批评。 間違ったことをしたら認めるべきだ。せいぜい少し叱られるだけだ。每一局或许会输大不了…