「中国語」とか、「漢文」とか

日々の学習、ときどき雑談

抠 [ kōu ]

百度の辞書によれば、

1.用手指或细小的东西挖。
2.向狭窄的方面探求、探究:~字眼儿。死~书本。
3.雕刻(花纹):~镜框的花边。
4.吝啬:~门儿。
5.扳动:~板机。

となっている。「扣」と少し形が似ていてどちらもkouと読むが、扣は四声、抠は一声。
1の指や細いもので掘る、ほじくる、というのがおそらく基本の意味。1から3まではその延長で理解できる。2の細かいことにこだわるというのは日本語の「ほじくる」にも似たような使い方がある。
4の「吝啬」、けち、金に細かいというのが覚えておかないといけない意味。「抠门 kōu mén」「抠搜 kōu sou」などの熟語もよく使われている。どちらも「けち」という意味。
5の「板机」は銃などの引き金、トリガーのこと。に指をかけて引く時に「抠」という動詞を使うらしい。ただし検索してみると、この場合は「扣」も同程度に混用されている。

用例
高铁坐我旁边那个男的 你他妈别再抠鼻子了 抠完还要搓 搓完扔地上(新幹線で隣に座ったあの男 鼻ほじるのやめやがれ ほじり終わったら手で練って 練り終わったら床に捨ててた)
男朋友太抠了,我花的每一分钱他都要管怎么办? ​​​(彼氏が細かすぎる、私がお金使うたびにいちいち口出してくるんだけどどうしよう。)
抠门大方跟穷富无关,就像人品和学历无关(けちか気前がいいかは貧富に関係ない、人品と学歴が関係ないようなものだ)

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