落花流水
落花流水 [luò huā liú shuǐ]
(戦いに破れたりする様子として)めちゃくちゃに、こてんぱんに、完膚なく、見る影もなく。
ほとんどの場合「打得」「杀得」などと組み合わされ、戦いなどで完全に打ちのめされた様子を形容する。
本来は下の例のように、花が散り水に流れる暮春の風景の表現だったが、後に戦いに破れて打ちのめされている様子を形容するようになった。
蘭蒲蒼蒼春欲暮,落花流水怨離襟。(李群玉「奉和張舍人送秦煉師婦岑公山」)
落花流水春去也,天上人间。(李煜「浪淘沙令・簾外雨潺潺」)
これも知らないと戸惑う成語の一つ。
用例
敌人被我军打得落花流水。
敵はわが軍に完膚なく打ちのめされた。
游击队出没无常,打得敌人落花流水。
ゲリラ隊は神出鬼没で、敵を見る影もなく打ちのめした。
旧世界打个落花流水,奴隶们起来!起来!
旧世界は見る影もなく打倒された。奴隷たちよ立ち上がれ!
一阵混乱过后,店里被砸得落花流水。
その騒ぎが過ぎると、店の中はめちゃくちゃに壊されていた。