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日々の学習、ときどき雑談

咸猪手

咸猪手 [xián zhū shǒu]

痴漢。

電車の中で人の体を触ったりする「痴漢」のこと。もともと香港などで使われ始めた表現だという。語源については少し見てみたら広東語や英語の影響の絡んだ複雑な歴史があるようで、簡単にはまとめられそうにない。とりあえず今はこういう表現があるということを覚えておく。
「被咸猪手」で「痴漢をされる」という動詞的な使い方もされている。「伸出咸猪手」というような「手」の意味が残った使い方もある。

用例
活了这么久,第一次被咸猪手。平时知道遇到这种一定要大喊,但是真的自己遇到了,就懵了。
こんなに長く生きてきて、初めて痴漢にあった。こういう時には大声で叫ぶべきだと知ってたけど、実際に自分があうと呆然としてしまった。

因为只是碰到了,所以我也没说什么,也怕我弄错了,希望只是我弄错了不是放过了咸猪手!
触れただけだから私も何も言わなかった。こっちの勘違いなら悪いし。単に私の勘違いで痴漢を見逃したのでなければいいんだけど!

在巴士上,一名男子对一名女子伸出了“咸猪手”,女子没有因害怕不敢作声,而是勇敢出手将男子制服,司机也立即停车了解情况,随后警方赶到现场,将男子带回了派出所。
バスの中で、ある男性がある女性に手を伸ばして痴漢をした。しかし女性は怖いから黙っているということはなく、勇敢に男性を取り押さえた。運転手もすぐに車を停めて事情を知り、その後警察が現場にかけつけて男性を派出所に連行した。


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