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日々の学習、ときどき雑談

故步自封

故步自封 [gù bù zì fēng]

古いやり方に固執すること。現状に甘んじて進歩を求めないこと。

「固步自封」と書かれることもある。
荘子』の寓話に、ある人物が邯鄲の人の歩き方に憧れ真似しようとした結果、元の歩き方を忘れて這って帰った(「邯郸学步」)、というものがあるが、その逆の状況を指す成語。「邯郸学步」もネガティブに使われる成語だが、この「固步自封」も保守的で頑固といったネガティブな成語。
変化してもしなくてもネガティブに言われる、世の中難しい。

用例
一个人永远不要固步自封,而要面对世界,去探索人们应如何应对世事变迁。
人は決して過去に閉じこもってはいけない。世界に向き合い、いかに世の変化に対応していくかを探るべきだ。

关起门来,固步自封,夜郎自大,是发达不起来的。
門を閉ざして古いやり方を変えず、狭い世界で思い上がっていれば、発展のしようがない。

一种艺术没有交流,没有传播,固步自封,抱残守缺,最终结果只能是自生自灭。
ある芸術が交流せず伝播せず、古いやり方に固執して欠点を改めなければ、結局自滅していくしかない。

即使有成绩,也不可骄傲自满,故步自封。
たとえ業績があっても、そこで驕って満足し、進歩を忘れてはいけない。

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