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日々の学習、ときどき雑談

一手遮天

一手遮天 [yī shǒu zhē tiān]

権勢に任せてやりたい放題に振る舞う。

手で天を覆うというのが原義。天を覆って人々から見えなくするように、権力のあるものが民衆を掌握し、批判などを封じて独善的に振る舞うこと。

用例
如今人民已当家做主,地主老财一手遮天的时代已一去不复返了。
今では人民が主人となり、地主や金持ちが好き放題をやっていた時代は過去のものとなった。

这种一手遮天的做法,正是掩耳盗铃,欺骗不了大家。
こういう権力で抑えつけるやりかたは、自分の耳を塞いでいるばかりで、みんなを騙せるものではない。

纸包不住火的,这件事他不要妄想可以一手遮天。
紙で火を包むわけにはいかない。この件を彼が思い通りにできるなどと考えてはいけない。

「纸包不住火」も成語の一種。紙で火を包んでも燃えてしまって包みきれないように、物事を隠しきれないということ。

人生没有谁能得天独厚,一手遮天。踏踏实实做人,实实在在办事。
人生は幸運にばかり恵まれ、何もかも思い通りにできる人はいない。真面目な人間として生き、実直に物事をこなしていこう。

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