旗鼓相当
旗鼓相当 [qí gǔ xiāng dāng]
戦力が同程度であること。力の差が小さく、いい勝負になること。
出典
『後漢書』隗囂公孫述列伝に、
如令子陽到漢中、三輔，願因將軍兵馬，鼓旗相當
もし子陽が漢中、三輔にやってくるようなことがあれば、どうか将軍の兵馬によって、戦力がつりあうようにしたいものです
https://ctext.org/hou-han-shu/wei-xiao-gong-sun-shu-lie-zhuan/zh#n73869
とある。これは光武帝劉秀が後漢を立てた後、現在の四川地域で独自政権を立てていた公孫述（？-36年）に対抗するため、現在の甘粛省一帯で別の勢力を率いる将軍隗囂（？-33年）に共闘、援助を求めた手紙の中のもの。「子陽」は公孫述の字、「漢中」は漢水の流域で現在の陝西省南部及び湖北省北西部、「三輔」は長安（現在の陝西省西安市）のこと。「將軍」は隗囂を指す。
隗囂はその後光武帝の呼びかけに積極的には応えず、後漢に帰順しつつ公孫述と組んで反乱を企てたりしたが、成功せず窮迫のうちに死去。子の隗純が後漢に投降し、隗囂の勢力は消滅した。公孫述の立てた成家国も西暦36年に後漢の軍に滅ぼされ、後漢の政権に抵抗した二大勢力は相次いで滅んだ。
用例
这两支足球队旗鼓相当，最终以二比二战平。
両サッカーチームは実力伯仲し、最後は二対二で引き分けた。
这场比赛，双方旗鼓相当，战到延长赛仍难分高下。
このゲームは双方実力伯仲し、延長戦になってもまだ勝敗が見えない。
你有本事就去找个旗鼓相当的对手，不要只会欺负弱小。
君に実力があるなら対等な相手を探すべきだ。弱い者いじめばかりするな。
