蜻蜓点水
蜻蜓点水 [qīng tíng diǎn shuǐ]
(トンボが尾を水にちょっとつけるように)物事に軽く触れるだけ。通り一遍。生かじり。
トンボが水に産卵する時の動作からきている成語。
比喩として「通り一遍の」というような意味になるが、ネットで検索してみると、ドラマのキスシーンなどをこの語で形容している用例が多々……。これは文字通りの「ちょっとくっつけるだけ」という意味だろう。キスの形容としてはなかなか風雅だと思うが。
類義語
走马观花
浮光掠影
用例
咱们来好好的处理这个问题,不要蜻蜓点水似的。
われわれはこの問題をしっかり処理しなければならない。軽く触れるだけではいけない。
她对演戏的热爱绝对不是蜻蜓点水一般,我看到了认真和执着。
彼女の演劇への愛は決して通り一遍のものではない。私はその熱心さ、ひたむきさを見てきた。
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「执着」は日本語の「執着」とは違い、プラスの意味でも使われる。根気強く手放さずに取り組むというようなイメージ。
常言道:地上古迹看山西,地下文物看陕西。俩地儿我都去过,但都是蜻蜓点水,没深体会。
地上の古跡なら山西を見ろ、地下の文物なら陕西を見ろ、とよく言われる。私はどちらも行ったことがあるが、どちらもさっと通っただけで、深く味わっていない。
他在爱人的嘴唇上蜻蜓点水地吻了一下。
彼は妻の唇に軽くちょっとキスをした。