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日々の学習、ときどき雑談

老气横秋

老气横秋 [lǎo qì héng qiū]

老練な様子。また老練であること鼻にかけているような様子。古参ぶって偉そうにする様子。また、年寄り臭く覇気がない様子。

百度の辞書に「形容老练而自负的神态。现形容自高自大,摆老资格。也形容缺乏朝气」と説明されている。実際に「老」であるというより、老成している、年寄りじみているといった時によく使われるようだ。ただ用例を見ていると必ずしも悪い意味ばかりでもないらしい。

出典
南朝斉の孔稚珪(447-501)による有名な駢文『北山移文』の「風情張日、霜氣橫秋」が出典とされる。古代の隠者を慕う高潔な気風を形容している部分だが、ここでは「老氣」ではなく「霜氣」であり、現在のような意味で使われているわけではない。

用例
你年纪轻轻,为什么总是老气横秋的?
君は若いのに、なんでいつも年寄り臭いんだ?

他虽正值青春年少,却总是一副老气横秋、无精打采的样子。
彼は青春のさなかにありながら、いつも老人じみて元気のない様子をしていた。

看他如今老气横秋的样子,你就不难想像他当年叱吒风云的英姿。
彼の今の老練な様子を見れば、かつての周囲を圧する英姿は想像に難くないだろう。

这小孩站在讲台说话的神情显得老气横秋,一点胆怯的样子也没有。
この子が演台で話す姿は老成していて、まったく緊張した様子がない。

当上主管之后,他就老气横秋地颐指气使,真令人受不了。
主管になってから、彼は偉そうに人を顎で使うようになり、実に不愉快だ。

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