「中国語」とか、「漢文」とか

日々の学習、ときどき雑談

郑人买履

郑人买履 [ zhèng rén mǎi lǚ ]

韓非子』の逸話にもとづき、杓子定規で融通がきかないこと、またその結果失敗すること。

出典
韓非子』外儲説左上の次の逸話より。
(原文)鄭人有欲買履者、先自度其足、而置之其坐。至之市、而忘操之。已得履、乃曰、吾忘持度。反歸取之。及反、市罷、遂不得履。人曰、何不試之以足。曰、寧信度、無自信也。
(訳)鄭に靴を買おうとしている人がいた。先に自分で足を計って目安を作り、座席に置いておいた。市場に着いたが、その目安を持って来るのを忘れていた。靴を手に取ってから気づき、「物差しを持って来るのを忘れた」と言って取りに帰った。また戻ってくると市は終わっていて、結局靴を買うことはできなかった。ある人が、「どうして足ではいてみないんですか?」と言うと、「物差しは信用できるが、自分は信用できない」と言った。

にほんブログ村 外国語ブログ 中国語へ
にほんブログ村