对了
对了 [duì le]
(何かを思い出したり、話を変えたりする時に)そうだ。そういえば。ところで。
「对」は正しい、その通りという意味で、相手の言葉を肯定する時にいつも使う語。「对了」も基本はその意味だが、他にもう一つ、ちょっと違う意味合いの用法がある。
对了,突然想起来了。
そうだ、急に思い出した。
对了,忘了给你说一下。
そうだ、言い忘れた。
こういう時にも「对了」を使う。
検索してみたら、知乎でこんな質問と回答があった。ネイティブの人が何気なく使っていたこの「对了」の意味の違いに気づいて、どうして「对了」は「对了」という意味になるんだろうと考え始めてしまったらしい。回答している人も、違いはわかるし実際に使ってるけどどうしてかはわからないと言っている。まあ言葉はだいたいそういうもの。
面白いのは、これが日本語の「そうだ」と全く相似形になっていること。日本語の「そうだ」も実質的に肯定する時の他に、「あっ、そうだ」というような使い方がある。「对了」がこれと全く同じような意味、同じような用法を持っているのは面白い。
ちなみに、これをメモしようと思ったのは中国の学生と微信でやりとりしていて、こんなメッセージが来たから。
え?持ってるけど、そっちから見れるの?と思ったら、見れるよ、翻墙してるから、とのことでした。翻墙してる大学生はけっこういる、外国から中国が実際にどう見えてるのか知りたいし、海外の友達とも交流したいし、と。
そりゃそうだよね、でも見つかると危なかったりしない?ときいたら、国内の取り締まりはそれほど厳しくない、でも自分から「不当言論」を発信したりすると危ない、発言は監視されてる可能性があるから、とのこと。
まあこのへんは個人差があって、翻墙なんかしたことないという人、友達に見せてもらったことくらいはあるという人、こういう自分のfacebookアカウントまで持っている人などいろいろだと思います。比率的にはどうなんだろうな。アンケート取るわけにもいかないし。