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日々の学習、ときどき雑談

八竿子打不着

八竿子打不着 [bā gān zi dǎ bù zháo]

全く関係がない。縁もゆかりもない。赤の他人だ。

これも非常によく使われている民間の言い回し。「八竿子」は「八杆子」とも書く。
ただしこの「八竿子」の「八」については、竿で八回(厳密に八回ではなく、たくさん、何度もということ)叩くという説、竿を八本継ぎ足すという説、もとはbaという音の動詞だったのが「八」になったという説などいろいろあるようだ。
とにかく重要なのは、竿を何度伸ばしても、あるいは竿を八本継いで伸ばしても叩けないほど遠い、関係が薄いということ。人間どうしの血縁関係などについて使われることが多いが、抽象的な物事について、単に「全く関係ない」という意味でも使われている。適切な訳語は文脈によって変わってくるだろう。


用例
我跟他是八竿子打不着的亲戚。
私と彼とはほとんど他人のように遠い親戚だ。

网上经常有八竿子打不着的人,会指指点点说,这事你应该如何做,那个事应该如何做。
ネットではいつも全く関係もない赤の他人が、これはああすべき、あれはこうすべきと口出ししてくる。

对于那些与他们八竿子打不着的东西,他们是不会有兴趣听下去。
そんな自分たちに全く関係ないものについて、かれらは興味を持って話を聞くはずがない。

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