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日々の学習、ときどき雑談

手足情深

手足情深 [shǒu zú qíng shēn]

兄弟姉妹や血縁者の間の情愛が深いこと。

「手足」は古くから兄弟間の切り離せない関係のたとえとして使われ、広東語などは今もこれだけで「兄弟」を指す語として使うようだ。最近では香港の運動関係の文章などで、仲間のことを「手足」と呼んでいるのをよく目にした。
日本語では人を「手足」にたとえると上司が部下を「手足として」使うようなイメージが生じてしまうが、中文ではもともとこういう「兄弟」という意味があるので、上下関係のイメージは付随しないようだ。
他に「亲如手足」という成語もあり、手足(兄弟)のように親しいという意味になる。

用例
感情十分好,可以说手足情深了。
非常に仲が良く、まさに兄弟の情は深いといえる。

这爱,包含着血浓于水的手足情深。
この愛には、血は水よりも濃いという兄弟愛が含まれていた。

四个娃大的拉扯小的,照样顺顺当当长大,互相帮衬体现手足情深的可贵。
四人の子どもが上の子は下の子を世話し、順調に大きくなってお互いに助け合うのは兄弟の情の尊さを示している。

俗话说手足情深,他虽冷酷无情,可要眼看着自己的亲兄弟遭此毒手,他怎么能坐视不管。
俗に兄弟の情は深いというが、彼は冷酷無情でも自分の兄弟がひどい目に遭っているのを目にしては、黙って見ていられるはずもなかった。

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