「中国語」とか、「漢文」とか

日々の学習、ときどき雑談

雑談

中国でのネット環境(私の場合)

中国にネット規制があるのはよく知られていることだろう。中国ではfacebook、twitter、YouTubeなどのサービスが軒並み使えず、Google検索も使えない。それらにアクセスしようとするとVPNを使って海外のサーバーを経由する必要がある。(こういう手段でネット…

何年生?

中国(大陸)の学制は小学6年、初級中学3年(ここまで9年が義務教育)、高級中学3年、その上に高校(大学のほか、学院、高専など各種高等教育機関)がある。 年数やシステムはだいたい日本の学校と同じなのだが(新学期が9月開始というのは違うところ。ただ…

「中国式教育」というなら「日本式教育」も

ずいぶん昔(11年前)のものですが、黒色中国さんの下記の文章を目にして私が思ったことを書いてみます。http://bci.hatenablog.com/entry/2009/10/08/000000ちなみに、「中国人のノーベル賞受賞」の状況は当時と現在の間でも大きく変わっていて、ノーベル文…

月餅を買った

明日が陰暦の中秋節(八月十五日)ということで、スーパーに山積みになっているのは今度は月餅。それぞれ餡が違うのを三つほど買ってみた。餡は「五仁」「松仁八宝」「椒盐苏子」の三種類。五仁は胡桃、アーモンド、落花生などナッツ系の餡、松仁八宝は多分…

未经他人苦,莫劝他人善

未经他人苦,莫劝他人善「未经他人苦,莫劝他人善」(他人の苦しみを経ていないうちは、他人に善を勧めてはいけない)という「俗话」(民間でよく言われる言葉)があることを知る。 「善」を行えなかった者、道を踏み外してしまったように見える者にも、そう…

草泥马

草泥马 [ cǎo ní mǎ ]wikipediaなどの日本語記事が非常に充実していて、一通り読んでもらえば概要はわかると思う。 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%89%E6%B3%A5%E9%A6%AC簡単に言えば、「肏你妈 cào nǐ mā」という罵り言葉が2009年の中国政府によ…

家族を守った肝っ玉姉ちゃん

「木蘭辞」についてもう少し。 今問題になっているディズニーの実写映画について、次のように触れている文章も読んだ。「物語そのものも女性主人公の個人的な自己実現を重視した1998年のアニメ版と違って、共同体の防衛というナショナリズムを強めていると小…

池袋中華フードコートの記事

ちょうど酸辣粉について書いたところで、こんな記事が話題になっているのを見つけた。池袋の中華フードコートがほぼ中国 https://dailyportalz.jp/kiji/Ikebukuro-Chinese-food_courtこの記事の中に出ている酸辣粉がまさに私が食べたのとそっくり。ただし10…

久しぶりの酸辣粉

中国の大学は大部分9月中に開講するようだ。新型コロナ流行で先学期はオンライン授業になったり休講になったりしていたが、今は流行も落ち着き、今学期は対面の通常授業に復帰するとのこと。私のいる大学も続々と学生が戻ってきている。 学生向けの食堂、ス…

ツァオツー?

やはり私には、街の人たちの何気なく癖のある発音を聞き取るのが一番難しい……。今日は学内の売店でやや年のいった感じの店員さんに道をきいたのだが、「有个ツァオツー」というようなことを言われて、cao ci? cao chi?とよくわからないままとにかく言われ…

蘇州市の「文明コード」

日本でも多少報道されているが、今中国で文明コード(文明码)なるものが物議を醸している。中国では新型コロナウイルスの流行対策として、半年ほど前から健康コード(健康码)の導入が各地で進められてきた。この「码 mǎ」は現在の中国では電子決済などに使…

内モンゴル自治区で住民が言語政策に反発

内モンゴル自治区の中学、高校で、これまでモンゴル語で行われてきた一般科目の授業を漢語に変えたり、漢語の教科書を導入したりする政策が発動。これにモンゴル族住民が強く反発し、登校ボイコットなどが起きているとのこと。微博で検索すると、たしかにモ…

ススリャ!

昨日から、私が住んでいる階の廊下で、壁の漆喰を剥がして塗り直すという作業が突然始まった。何か騒がしいなと思いつつ部屋にこもって過ごし、夜になってから出てみると廊下はこんな具合になっていた。作業は今日も続いている。 作業しているのは二、三人の…

兄弟は手足、妻子は衣服?

ブログ『沈思翰藻』のこの記事を読んでちょっと興味を引かれたこと。 http://chugokubungaku.hatenablog.com/entry/2018/12/25/191500『三国志演義』に見える劉備の発言「兄弟は手足のごとく、妻子は衣服のごとし」に触れて、筆者は次のように言っている。"…

抗日战争胜利纪念日

今日、9月3日は中国の「抗日战争胜利纪念日」ということで、ネットでもいろいろと関連ニュースが流れていた。習近平も談話を発表している。75周年。 日本では「終戦記念日」といえば8月15日だが、中国では日本が降伏文書に調印した9月2日に基づいて、翌日の9…

茅屋為秋風所破歌(杜甫)

今日から明日にかけて台風が来るということで、大学の事務から注意の呼びかけがあった。先日も同じようなことが一度あったのだが、風も雨も私から見ると大したことはなく、ちょっと拍子抜けだった。西日本で毎日のようにゲリラ豪雨や台風に襲われる夏を経験…

小强

小强 [ xiǎo qiáng ]ゴキブリ。 一般的な中国語ではゴキブリは「蟑螂 zhāng láng」だが、こういう身近な生き物にはいろいろな呼び名があるもの。 辞書には、蜚蠊、黄嚓、曱甴、黄婆娘、偷油婆、鞋板虫、油灶婆……などなどの名前が載っている。 その中でも、…

谈恋爱

谈恋爱 [ tán liàn ài ]恋愛する。つきあう。いちゃつく。仲睦まじくしている。動詞は「谈」だが、恋愛について語るとか話すとかいう意味ではなく、恋愛「する」という意味なので注意。これはもう非常に固定した表現で、他の動詞が使われているのはほとんど…

ひとまずよかった

周庭さんの逮捕は日本でもかなり話題になっていたが、ともかくすぐに保釈されたのはよかった。 逮捕自体が無理があったが、日本ではこういう逮捕はほぼ確実に長期拘束になるはずで、その点においては保釈がきちんと適用される香港がましにも見える。 民衆の…

出门饺子回家面

餃子にまつわる言い伝えをもう一つ。出门饺子回家面 旅に出る前は餃子を食べ、帰ってきたら麺を食べる「上车饺子下车面」「上马饺子下马面」などということもあるようですが、同じ意味です。「上车」「下车」は車に乗り込む、車から降りるということで、旅の…

好吃不过饺子

好吃不过饺子[ hǎo chī bù guò jiǎo zi ]餃子ほどうまいものはない。 中国の民間で言い伝えられている言葉。意味は見た通り。中国、特に北方地域での餃子への愛着は強烈なものがあるようで、とにかく何か祝い事があれば餃子、冬至には餃子、立冬にも餃子、…

香瓜

香瓜[xiāng guā]。甜瓜[tián guā]とも言うようだ。メロン、というよりこれは日本で言えばマクワウリに近い品種だろうか。こちらでは、メロンもマクワも区別なく「香瓜」「甜瓜」でいいはず。 緑っぽいのと黄色いので微妙に品種が違うような気もするが、あま…

牛肉凉面

近所の马家拉面にて、牛肉凉面(14元)。硬めに茹でた麺を辣油の混じった出汁にからめて、キュウリとトマトと、全く味のない牛肉数切れが載せてある。写真の皿の奥に茶色っぽくちょこっと写っているのが牛肉。 これだけだと詐欺みたいなのだが、問題は隣のス…

油桃

最近スーパーで安くなっている果物はこれ。毛の生えている桃よりこっちの方をよく見かける。中国では油桃(yóu táo)というようで、なるほど、表面がてかてかして油を塗ったように見えるからかと納得。毛のある桃をこれと区別して呼ぶ時は毛桃(máo táo)。 …

栽跟头

栽跟头 [ zāi gēn tou ]躓いて転ぶ、こける、失敗する、挫折する、痛い目にあう。用例 石子路不好走,小心别栽跟头! (石ころ道は歩きにくいから、転ばないように気をつけて!) 在人生的道路上,很少有人不栽跟头。 (人生の道で、躓かない人はほとんどいな…

餅を投げる

ビザの延長手続きに連れて行ってもらったら今日は「中考」(高校入試)とのことで会場の周りに付き添いの家族らしき人が集まっていた。そこで事務の先生に聞いたのだが、朝鮮族の風習で、餅を学校の壁に投げつけ、高いところにひっつくほどいい点が取れる、…

洪水来了好捞鱼

日本ではあまり報道されていないようですが、中国の南方地域ではここ一か月ほど大雨が続き、各地で洪水被害が出ています。死者はそれほど多くないものの、家屋被害は十万棟以上、被災者は千数百万人にのぼるとのこと。ニュースでも浸水した町や道路の写真が…

腐竹

今日の野菜炒め。キュウリと腐竹と木耳。白っぽいのが腐竹、黒いのが木耳。 腐竹とは湯葉スティック、というか湯葉の原料を大雑把に棒状にして干してぶつ切りにして売っているもので、大豆由来の乾物の一種。湯につけると数時間でふにゃふにゃになります(写…

一分钱

一分钱 [ yī fēn qián ]一分は一元の百分の一、現在中国で流通する貨幣の最小単位。 一元=十角 一角=十分 口語では、「元」は「块」、「角」は「毛」となるが、「分」は「分」のままらしい。 一分硬貨現在では全体に物価が上がり、日常で「分」を使う機会…

ラジオの通信販売

中国のラジオを聞いていると、かなりの長尺で通信販売の宣伝が入ることがよくある。よく内容を聞くと明らかに宣伝なのだが、ちょっと聞いた印象では普通の番組と勘違いしそうだ。 今も、二人組が掛け合いで「带鱼」(タチウオ)の缶詰を勧めるセールストーク…